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会の趣旨
私たちは、互助に支えられた自分癒し・自分育てを広めている会です。‘体験する人に優しく、援助する人に易しい’手立てを深めることを目的としています。
「自分で自分を癒そうとするのは、沼に沈んでいこうとする自分の髪の毛を引っぱって助かろうとして挫折するようなものだ」
と書かれているのを読んだことがあります。「だから、自分たち癒しの専門家のところへいらっしゃい」と続くのですが、そう決めつけたものではありません。そもそも、助かろうとする努力を手放せば、おのずから浮くかもしれないではありませんか。昔から、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」と言います。
専門家対クライエントという関係で問題を解決しようとしていたのでは、「人間にとって基本的に大切なことを自分でどうにもならない」という無力感が残ります。互助のいいところは何といっても、その無力感を克服できるところにあります。互いに支え合うことの治癒力は驚くほどです。
私も昔、健康法の‘手当て’療治を習いに通っていたことがあるのですが、講習会で互いに治しっこ、というよりは壊しっこをしているうちに、むしろますます元気になったことがありました。
もちろん癒しの場をリードしていく経験者は必要ですが、経験者はセラピストではありません。あくまでも参加者が自分と向き合っていくのに寄り添う仲間です。未経験の人も、互助の場での経験を重ねるほどに、自分にも人を助け、支える力があることに目覚めて、人の力になる喜びを味わうことができます。
私たちは、本来の自分を見失ってきた苦しさを、そのつどいろんな仕方でまぎらそうとしますが、
ある時点で、いろんなきっかけから、もうこれ以上どうにもならない、という感じになります。
もっと楽になりたい。
自分のためにも、身近な親しい人たちとの関係をよくするためにも、
自分を何とかしたい、と思うようになります。
さあ、みんなで一緒に、すてきな自分を取り戻す旅に出ましょう。
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